「のこしたい一枚」フォトコンテスト |
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作成日 | 2011 / 04 / 01 | 公開終了日 | 無期限 | イベントの期間 | --- |
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管理者 | 3rd_anniversaryさん | 写真の枚数 | 542 / 2000枚 |
この写真へのコメント
トコ
1976年10月29日、山形県にある港町「酒田市」の中心部が火事になり、約22.5ha、1767棟が焼失しました。戦後4番目の規模となる大火だったそうです。被災者は約3300名。その中に私もいました。その約半年後、私は小学校へ入学。写真は、火事で焼け出された後、小学校の校庭に建てられたプレハブ住宅前で撮った、私と兄・妹です。その頃は8畳の1Kほどの広さの家に、3人兄弟、父母、祖母の6人で住んでいました。当時のことはあまりよく覚えていないのですが、町中が復興を願って一致団結し、私の両親に限らず、皆、一生懸命に働いたおかげで、2年半程の短い期間で復興を果たしました。この短期間での復興計画は、1995年に発生した阪神淡路大震災にも生かされたそうです。それだけ、大人たちは歯を食いしばって踏ん張り、子どもたちに心配をかけまいと笑顔でいてくれたから、私も笑っていられたのだと思います。そして無事に入学式を迎えることができたのです。当時の父は今の私よりも若かったのですが、私は未だ、その頃の父を超えることができずにいます。いつかあの背中を追い抜くことを目標に、今は亡き父の墓前で手を合わせています。
2011/04/26 16:21 PM
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