「のこしたい一枚」フォトコンテスト |
📱 スマートフォンで見る |
作成日 | 2011 / 04 / 01 | 公開終了日 | 無期限 | イベントの期間 | --- |
---|---|---|---|---|---|
管理者 | 3rd_anniversaryさん | 写真の枚数 | 542 / 2000枚 |
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作成日 | 2011 / 04 / 01 | 公開終了日 | 無期限 | イベントの期間 | --- |
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管理者 | 3rd_anniversaryさん | 写真の枚数 | 542 / 2000枚 |
手と表情でしか会話できない程の英語力しかなくて
今日の宿もままならないような旅だった。
10日もたつと、中心街のベリーズシティにもあきてきた。
ダングリガという田舎街までバスで行くことにした。
なにがあるという訳ではなさそうなその街は“Dangrga”と記してあって、
タンジェリンのスペルに似ているなぁ、とぼんやり思い、
勝手にオレンジのにおいの印象をもった。
ついてみるとまったくなにもないちいさなちいさな街だった。
緊張と暑さでヘトヘトで、夕方になった頃ー。
やっとちいさなホテルを見つけてに泊まらせてもらうことになった。
散歩に出ると、日が沈んだあとの、暗くなりきる前の青い時間だった。
かわいい家から人々がぽつぽつと外に出てきてビールを飲んでいる。
やけに濃く見えるオレンジの光と暑くてからみいてくるような空気が
なにかを思い出すような不思議な気分にさせた。
次の日起きると、カーテンが風で揺れていて、とても幸せな気持ちになった。
ちいさなラウンジに出ると写真の子どもたちが
きゃーきゃーいいながら、はずかしそうに笑いかけてきた。