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2014年9月投稿用アルバム

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作成日 2014 / 09 / 08 公開終了日 無期限 イベントの期間 ---
管理者 s9-photoconさん 写真の枚数 62 / 2000枚
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投稿者名    さめ
ファイル名   DSC_3296-std9.jpg
撮影時間    2014/09/06 14:44:11
撮影情報    撮影情報(Exif)を表示
 
 

この写真へのコメント

さめ
テーマ:「遷」 / タイトル:『華の色は遷りにけりな』

Nikon D800E / AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR / 300mm, F11, SS1/250, ISO250
RAW / Lightroom5.6

工夫したポイント:

 今年の京都の夏は記録的な降雨量でした。そんな夏の長雨に打たれ、次第にしおれて、色あせて移ろいゆく蓮の花に「儚い美しさ」を感じました。どんな花も美しく香り高く咲いていてもいつかは散ってしまう、そんなことを改めて実感させられました。この蓮の花の「儚い美しさ」をなんとか写真で表現したいと思い、ファインダーをのぞきました。

 当日は雨が降っていたのですが、花弁に付いた水滴や薄曇りの天気が良い雰囲気を作ってくれたと思います。この日は三脚を持っていなかったので、手持ちで望遠レンズの望遠端を使って、簡易マクロ的に撮ってみました。その際、ブレないように連射を使って何枚も撮りました。その中からピントがあっていてブレがなく、露出が破綻していないものを現像用に選びました。

 構図ですが、主題の花の右下に、さらにしおれている花を配置してみました。主題を引き立たせる添え物としての効果を果たしてくれたと思います。後ろには暗い背景を置くことで花弁のエッジや水滴をよりいっそう引き立たせることができたと思います。また、散りゆく切ない運命を暗示させることもできたのではないかと思います。

 現像は、雨に打たれてしっとりとした様子を表現するためにアンダーにしてみました。しおれた花弁を魅力的に見せるために自然なシャープネスの処理を心がけました。また、花弁の彩度とコントラストをプラス補正することで花弁の立体感を強調し、雨の雰囲気に合うような色味に仕上げました。最後に、花弁に付いている水滴を補正ブラシで一滴ずつ明るくして、降雨時の雰囲気を強調しました。

 この写真を観て下さった方々に、移ろいゆく「儚い美しさ」を感じていただけたら嬉しいです。


連絡先:Facebook (https://www.facebook.com/shinya.sameshima)、Instagram(http://instagram.com/same2u_2k4)
2014/09/16 18:02 PM

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